嫌な仕事は痛みを呼ぶ

寒さは続いているけれど、日ものびてきて春を感じるようになりましたね〜。

さて今週の施術室から。

「心理的な側面が身体に影響を与えている」のがよくわかる患者さんって結構いらっしゃるのですよね。

直近の例だと、坐骨神経痛で通院されている50代女性。

骨格の歪みは取れ、筋肉、靭帯のレベルで若干調整が必要、という状態です。

こちらの患者さん、日常生活では全く痛みは出なくなったのですが、仕事中にまだ痛みが出ることがあります。それは決まって、とある業務についた日。その業務について話す患者さんの表情がまたすごいしかめっ面。よほどイヤなんですね〜。月に1、2度その業務があるそうで、そのときだけ痛いんですって。

イヤだ〜、と思うだけで、筋肉は緊張しますからね、そこに歪みがまだ残っていると簡単に痛みが出ますね。

「お友達と遊びに行ってちょっと無理をしたって、痛みは出なかったのに」と患者さん。そうなんです。歪みがちょっとあったって、楽しい時間であれば筋肉は緊張しないので痛みは出ないのです。

心と身体は1枚のコインの表と裏。これがわかっているだけでも、痛みが出たときに比較的冷静でいられますよ。「お、これは何のメッセージかな」なんて思える余裕ができるといいですね。まぁ、単純に関節に歪みが出ていただけ、なんてこともありますけどね。

この患者さん、そのイヤな業務の中で少しでも楽しみを見つけられるといいですね〜。

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