GWで他府県ナンバーの車が激増中の富士宮市内です。皆さん楽しんでってね〜♪

当院はいつもと変わらず営業中。

最近、ご紹介で元鍼灸師（60代男性）の方が通われています。

狭窄症、ヘルニア、すべり症をお持ちの、主訴が腰痛＆坐骨神経痛という、「ザ・腰」な感じの患者さんです。

改善の様子は別の機会にご紹介するとして、こちらの患者さんの施術時は、富士宮整体師がしゃべる内容がいつもと違います。

プロだった方ですから、ご自身で「梨状筋が硬くなっててねぇ」とおっしゃいます。
「しびれがソクテイまで」なんて。測定じゃないですよ、足底です。

なのでこちらも、いつもだったら患者さんに対して「お尻の真ん中の骨」「腰の両側の筋肉」「お腹の深いところの筋肉」なんて言い方をするところを、「仙骨」「腰方形筋」「大腰筋」とダイレクトに筋肉名で呼んだりして。
私「ここの前部繊維が怪しいからちょっと屈曲しますよ」患者さん「は〜い」
おぉ、会話成立が何とも新鮮！

専門用語とわかりやすい表現とどちらで話すのがラクだとか、そういうことはありませんが、ただただ新鮮な感覚を味わっている、富士宮整体師なのでした。

※専門でない方に専門用語を連発することはありませんのでご安心を。

日頃患者さんの身体を触っていて、改善スピードと身体のしなやかさって密接に関係してるよね、と思っています。

ここでいう”しなやかさ”っていうのは、例えば前屈して床に手のひらが全部つきます、っていう柔らかさを指すのではなくって、背骨に柔軟性がある、ってことです。「は？」と思った方いますよね。だって骨でしょ？硬いじゃん、って。はい、骨自体は硬いですが、関節、周辺の筋肉、それらが骨と一体となって、しなやかな動きをしている、そういう感じです。柳のようにしなる、そんな感じでしょうか。

こういうしなやかな背骨の持ち主は、あっという間に改善していきます。自然治癒力をブロックしている箇所を見つけて解除してあげれば終わり、のイメージです。

反対に、まるで丸太のような背骨の持ち主もいます。柔軟性が全くありません。こういう方は、改善までにかかる施術回数が多くなる傾向があります。

当院には、5年、10年、20年といった超慢性の症状をお持ちの方々が多くいらっしゃいますが、皆さん丸太背中です。当然筋肉もガチガチになっていますが、ご本人たちはガチガチになっていることにすら気がついていないことも多いです。こういう方は、力を抜くことがうまくできないことも多いです。

試しにベッドに仰向けに寝てみて、片方の腕を30度ぐらいまで挙げてみてください。そこで一気に脱力してみてください。腕が落ちましたか？うまく脱力できていれば、ドサっと腕が落ちるはずですが、丸太背中さんは、全く落ちません。力を入れているつもりがないので、どうやったら抜けるのかもわからないのです。なので、腕を挙げたままの状態で、「はい、これで力抜いています」とおっしゃるのです。

こういう場合、交感神経は緊張しきっていますから、まずはそれを抑制するところから始める必要があります。次に、ガチガチの身体から、よどみを抜いていく。
そうしてから初めて、歪みを取っていけるのです。こんなプロセスで丸太背中さんの施術は進んでいきます。

あれ？腕が落ちないよ？と気づいたあなたは、もしかしたら丸太背中街道まっしぐらかも知れません。症状は出ていませんか？お早めの施術をお勧めします。

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