それまで順調な改善を見せていた患者さんなのに、あるとき突然違う症状が出てきたり、改善でなく逆に一歩後退してしまう、そんなことがたまにあります。
もともと症状の改善は、右肩上がりの一直線!というよりも、ズーン、ズン、とよくなって、軽く一歩下がって、またよくなって、ということを繰り返しながら右肩上がりのカーブを描いていくことが多いので、停滞しているように感じることはあるのですが、それとは違う、「あれ???なんでこうなっちゃったの??」と軽く驚く、そういうのです。
そんなとき、患者さんに「何かいつもと違うことしましたか?」とお聞きするのですが、ほとんどの患者さんは「いいえ別に」なんてお答えになります。
でも、質問を具体的にしていくと、何か答えが出てくることが多いです。
直近の例だと、腰・肩・首痛の患者さん。よくなってきていたのに、今回の来院時は、「このところ腰が痛くて、、肩も、、、あと膝が痛くなって。。」と。 膝!?
何かしたか聞くとやっぱり何もしてないっていうことだったのですが、症状と体の状態から、「靴を変えたとか、中腰で何かしたとかありませんでしたか?」とお聞きすると、えっと目を見開いて、「ブーツを新しくしました。あと娘とテニスをしました。しかもブーツで」と。次の瞬間患者さん笑いながら、「えぇ〜〜あれで??」と。「でも確かに痛みはそれ以来かも」。膝の痛みは年齢のせいかと思っていたそうなので、原因がわかってスッキリしましたね。
もう一つ。肩こりの患者さん。とっても早い改善で大喜びされていたのに、今回は一歩どころか二歩後退。背中と首もバリバリで、今まではなかった両手のしびれまで出ています。
こちらの患者さん、ちょっと前に足首をひねって痛めてしまったので、その影響があるにしても、やっぱりおかしい。。。
「いや〜何もしてないんですよ」とおっしゃる患者さんに、「背中を丸めて腕を前に出してうつむきながら何かしませんでしたか?」
すると患者さんマンガのように「ギクッ!」と発声。
やってました。その姿勢であることを、根をつめてやってました。しかも何時間も。
「いやぁ〜、いつもは短時間なんですけどたまたま。でも自分で悪くしちゃってたんですね〜」 こちらも原因がわかってスッキリ。
その症状が出るのはどういう体勢を取ったときなのか?を考えながら質問するのは謎解きのようで結構楽しいです。患者さんにとっても、原因がわかれば同じようなことはあまりしなくなるので、再発防止としても役立ちますね。
春よ来い。
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