テープもあり。

当院の施術は手技とブロックテクニック、エネルギーワークが主ですが、キネシオテーピングもちょいちょい登場します。

痛みのある方の場合、キネシオテープを貼るだけですぐにラクになることが多いので、慣れていない方の場合には何が起こったのかわからず驚異に満ちた目で見られることもありますね。笑

今日は、今週あった、患者さんの反応が面白かったケース2例をご紹介します。

その1。首が痛くて取ってしまいたいという50代女性。

骨盤や腰椎胸椎、頚椎の歪みを正してバランスが整ってくると痛みが自然に取れていくことがほとんどですが、この患者さんの痛みはそれでもなかなか取れない年季の入ったものでした。

そこで、痛みの出ている方の首の斜角筋たちへのテーピングを行いました。

前、中、後と3枚。それぞれに貼り出す位置が違うのと、これは首を回してから貼る、これは首を倒してから貼る、と貼り方が違うので、ブツブツと「C2から首を側屈して〜〜まで貼って、、次に、、」と独り言を言いながら貼っていきます。

貼り終えてから首を回してもらうと。

「うそっ何これ?ゼンゼンラクなんですけどっ!!」

よかったですね〜。施術を終えて帰られるときも、目を丸くして「ブキミなぐらいにラクなんですけど!!」

面白い感想をいただき、笑うしかなかった富士宮整体師でした。
その2。腕があがりませんという40代男性

腕が上がらない場合、肩の関節に異常が出ている場合、肘の場合、首の場合、脇の下の場合、他にも色々な原因が考えられますが、この男性の場合、どれも当てはまりませんでした。

ヘンですね〜。とにかく関節部分はどこも素敵に柔らかいのです。
でも、腕が上がらないんですよね。 詳しく言うと、手を前から挙げたときには上がるのですが、横から挙げようとしたときに、45度ぐらいしか挙がらないのです。

横から挙げるときに使われる筋肉たちにも異常はなし。

となれば。この筋肉にアプローチしてみましょう。

腰方形筋です。

座ってもらって、腕が上がらない側の腰方形筋にテーピングをします。

そして腕をまた横から挙げてもらうと。

ススーっと真上まで挙がります。痛みもひっかかりもなしに。

「なんでーーっ!?!?!?」

と大声の患者さん。

人って面白いですよね。治しに来ているのに、自分が想定した「ああしてこうして」の段階を経ずにいきなり障害が解消して治ってしまうとビックリしちゃうんですよね。

まぁ、私も逆の立場だったらやっぱり目を丸くするかもしれない。

人は、自分が治るべきスピードで治っていくので、あっという間に治る方も、それなりに時間のかかる方も、たまにうーんと時間のかかる方も、それぞれにいらっしゃいますが、それぞれに、ご自分が気付くべきポイントみたいなものがあるみたいです。それに気付くかどうかで改善スピードがグンと変わるようです(^^)

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