首から肩にかけての痛みと、腕全体と指先のシビレにお悩みの40代女性。

ここ１年ぐらいの症状ということですが、この１ヶ月で痛みシビレ共にひどさが増し、１日３回痛み止めを飲まないと我慢ができないぐらいになったそうです。

こういう症状が出る方の場合、もともと肩こりさんだったり姿勢が悪かったりすることが多いですが、こちらの患者さんの場合は、肩こりは感じたことがないとのこと。

メインの検査を終えて施術開始。症状の出ている右肩を動かしながら周辺の関節や筋肉を確認してみます。あれ、、あれれ、、、肩周りの筋肉、めちゃめちゃ固いですよ〜。肩甲骨周辺の筋肉もね。コリを感じないということは。固くなった筋肉の中で、”これ押したら絶対痛いって”　という箇所をグィっと押してみます。しかし「痛くないで〜す」と患者さん。あぁ、、痛みを感じないところまで筋肉が固くなってしまったわけですね。

これでは血流は悪いままなので、痛みやシビレが自然に取れることはないですね。

筋肉の固さに加えて、腕の骨が本来あるべき位置よりも上に、そして前にズレています。これも、症状を悪化させる要因ですね。
身体の歪みを取るブロックと、いくつかの手技を組み合わせて施術。
１度の施術で、痛みが８割減、２回で痛みは取れました。
いいペースですね。痛み止めはもう飲んでいないとのこと。
シビレの方はまだ出ています。腕については、普段はいいけどふとした拍子にビリッと来る。指は親指と人差し指が24時間しびれている、そんな状態です。

あと数回の施術でその症状も軽減されていくでしょう。
こちらの患者さん、立っての仕事中に症状が出ている方の腕をついて書き物をする習慣があることと、休みの日は１日中携帯のゲームをしていることがわかりました。
どちらも症状の改善を遅らせてしまう身体の使い方です。やめましょう。

今回の通院を機に、ご自分の身体の使い方を意識していただけるようになるといいな〜、と思っている富士宮整体師です。