連日猛暑が続きますね。

富士宮整体師は山から下りてくるので、車に乗って施術院に来るだけで汗をかきます。気温差が５度ありますからね。この季節朝一番の予約で来られる方、私が赤い顔をしてハフハフ言っているのは気温差のせいです。笑

さて、このところヘルニア（腰椎椎間板）の患者さんが続いています。両足に痛みが出ていたり、手術しかないと言われたり、３ヶ月仕事を休んだり、痛みで歩けなかったり、とにかく痛みが強い方々ばかりです。

急速に改善している方もいれば、薄皮をはがすように少しずつ改善している方もいらっしゃいます。その中でお一方の症例をご紹介します。

４０代男性。
５月にギックリ腰をやって以来、腰、お尻、膝から足首、足の横、に強い痛みがある。 痛みは左右とも。数年前にヘルニアで１ヶ月入院歴あり。手術を勧められているが本人は絶対にしたくない。

当初は痛みのためご家族の方に送ってもらって来られました。顔をしかめ腰をかがめチョコ、チョコ、ヒョコヒョコと歩きます。これは痛そう。。。

お話を聞き体を触ると、我慢をしすぎてこじらせにこじらせた、という感じがします。そうお伝えすると、「やっぱり？」と。足にそっと触れるだけで痛みが走り、腰に手をあてるだけで足に痛みが出ます。全神経が逆なで状態、または逆鱗状態といってもいいかも。

この状況でできる施術を行っていきます。数分立っていることも仰向けになることもできませんから、通常の検査は取れません。交感神経をできるだけ抑制して、ブロック、坐骨神経痛向けの施術とテーピング。施術後座ってお話をしていたら、「だんだんラクになってきた〜」と少し笑顔。

２日続けての施術で左側の痛みは取れました。右側は、お尻と足の横についてはほぼ痛みが消失。残るは右側の腰と膝から足首までのスネ部分です。

今回４回目の施術。施術後は右腰の痛みは取れ、歩くと右のスネにくる、という状態に。まだ軽く足をひきずってはいますが、１週間前はそっと触るだけで激痛が出ていましたから、早い改善ですね。

手術は絶対にいやだし、我慢していれば痛みが取れるんじゃないかと思ったという患者さん。ここまでこじらせたら治癒力も働きようがありませんよ。ひどくなる一方です。もっと早く来ればよかったけど、ここまでこじらせないと身体のいうことを聞けなかったのでしょうから、今がベストなタイミングだったのでしょう。

さぁ、スネ部分に残る痛みも早く取りましょうね。そして再発しにくい身体になりましょう。