患者さんに、片方の膝が人工関節という方がいらっしゃいます。

また、過去に片方のかかとの骨や足の指の骨を骨折した経験のある方、膝のお皿を骨折した方など、下肢に古傷があるという方々が結構いらっしゃいます。

みなさんに共通して言えるのは、日頃から身体の左右バランスが崩れやすいということです。左右だけではないですね、上半身下半身のバランスも。身体は一つのユニットとして動いているわけですが、そこで自分のものではない人工物が入っていたり、骨折したりして身体の組成が若干変わると、どうしてもなめらかな動きが取りにくくなってきます。

骨折や関節手術をしたのが相当昔のことであっても、まだその影響を受け続けているわけです。

主訴は様々ですが多いのが腰痛や坐骨神経痛、首の痛みや肩こりなどでしょうか。
カイロ整体の施術で長年の症状は消えていき、みなさんには笑顔が戻るわけです。
めでたしめでたし〜、で卒業。

ちょっと待って。
こういった下肢に古傷のある方々は定期的にメンテナンス施術を受けておいた方がいいですよ。当院の場合は、年齢や出ていた症状によって、４週〜１０週ぐらいの間でメンテナンスに来ていただいています。症状が消え、検査が陰性になっても、もともとがバランスが崩れやすい身体なので、どうしてもまた歪みやすい。痛みが出たらまた来ればいいや、という考えの方もいらっしゃるでしょうが、結構古傷組の症状って激しい痛みだったりするのですよね。なので、たまに調整に来るだけでそれが予防できるのであれば、そちらの方が気持ちもラクですよね。

ということで、古傷と身体のバランス考でした。

※当院では無理にメンテナンス施術をおススメすることはありませんのでご安心くださいね。